補聴器の効果がわからない補聴器???
- 2016/07/14 11:10
いままでになかった、とんでもない補聴器が発表されました。
「補聴器の効果がわからない補聴器」
・・・そう、あまりにも「あたりまえ」に聞こえてしまうのです。
昨日はそのメーカー発表会でした。
閉店後、夫婦して大阪市内へ出かけました。
これは、その体験をしているシーンです。
こんな補聴器じゃないですよ・・・念のため。
実物はこれです。
いたって普通の耳かけ式。でも小さいです。
さて、体験用のヘッドマウントディスプレイをつけますと・・・
外国の会食にお呼ばれされて、ディナーのテーブルに座っている光景が目の当たりに広がっています。
いま架空の私は、上の写真の
白シャツの男性になって[Opn]補聴器をつけて座っています。
左後ろから女性に呼びかけられて、ちょうどそちらに振り向いたところです
女性の背後では、アンサンブルが妙なる調べを奏でています
あ!私のうしろの方で食器を落として割る音がしました
テーブルの向こう側では、カップルが熱心に話し込んでいます
右向こうでは誰かが大きな声でしゃべっていて、みんなそちらを見ています
・・・など、雑多な音声が聞こえる中で、私は正面の女性と話しができています。背後の演奏に邪魔されることもなく。
しかし
今までの補聴器は、そんなことができなかった
のです。
今までの補聴器は
「まわりの音が、同時に雑多に聞こえてしまう」無指向性
か、それでは言葉が聞き分けられないので
「顔を向けた、正面からだけの音が聞こえる」指向性
の、どちらかしかできないのが補聴器だったのです。
ところがオーティコン社の「Opn:オープン」は違うのです。
周囲の音声、音楽、雑音は同時に耳に入ってきます。
しかしなおかつ、
正面の人と、問題なく話しができます
前方のアンサンブルの演奏もわかります
左横から話しかけられても、左からだとわかります
雑音に邪魔されずに聞き分けられます
後ろから名前を呼ばれても、そのことがわかります
そうして
聞きたい音声に集中すると、その音声が浮かび上がってくる
のです。
これは人間の音を聞く仕組みそのもの。
聞こえ方が、あまりにもあたりまえすぎるので、かえって
補聴器の効果がわからない。
でも従来よりも遙かによく聞こえている。
それが、新型補聴器「Opn」です。
いったい、今までの補聴器はなんだったのでしょう?
これはオーティコン社の「脳で聞く(Brain Hearing Technology)」研究の賜物と、
それを実現する補聴器の内蔵コンピューターチップを独自に開発できる、ほぼ唯一の補聴器メーカーとしての優位性によるものです。
すごい時代になったものです。
[Opn]は、7月下旬よりご注文頂けます。
試してみたいとお思いでしたら、1ヶ月間の無料貸し出しも7月下旬より承ります。
他の販売店さんとの意見交換は、有意義な時間です。
左側は「京都・工房よしの」のオーナーさんです。
このあと場所を変えてさらに有意義な時間をすごしたのは、いうまでもありません。