みずなす物語
泉州名物「水ナス」! 「泉州水なす(せんしゅうみずなす)」は、「なすび」ですが、普通のなすびとは、ちょっと違うよ!
「泉南地域の特産品種」ですが、特に泉佐野産は絶品中の絶品。一度お試し下さい。丸型で、皮が非常に柔らかく、水分を多く含んでいます。
泉州以外の地で、栽培しても、この泉州特有の「水なす」はできないと言われています。泉南地方では、この「なすび」をこよなく食します。煮ても、お漬物にしても、大変やわらかくおいしいのです。
最近、東京や大阪の大消費地で、評判が出てるようで、作る人、漬ける人、あげる人が、たくさん居ます。もらったこと、食べたこと、ありますか?
水なすの栽培は、まず田んぼで、「水なす」の苗をを植えます。(勿論、水田ではありません。水抜きした田んぼです。)やがて淡い紫の花をつけ、実がなります。「泉州水なす」は、丸顔で、水もしたたる○○○です。
まず、「水なす」は、水田でつくられます。
だから、みずみずしいのです。
煮てよし
漬けてよし
焼なすには、不向き?一度やってみて!
では漬けてみましょう。「水なす」よーく洗って、水を切り漬け物桶へ「水なす」を入れておきます。「ヘタ」はつけたままにしておきます。一夜・二夜・三夜、漬け・・・古漬け
さぁて、どこで食べるか? 思案のしどころ!
1、青い香りが残る一夜が、うまい・・これが1番
2、香りが薄くなる二夜・・・これがいい
3、青みが消えた三夜・・・これだ!!
4、酢ッパ味が、古漬け・・いい古女房だ。味がある。
「水なす」の食べ方(ぬか漬編) |
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1, ぬか味噌から出して、軽く水洗いします。
洗剤なんか使っちゃだめよ。 |
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2,「水なす」のヘタを落とします
(ヘタは、後で、飾りに添えてだします。)
注意:料理のヘタな人は、ヘタして、「ヘタ」をほってしまいます |
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3,「水なす」の切り口に、十文字に包丁を浅く入れます。四等分が大きいと思うなら、六等分(包丁3回)でも、かまいません。
※注意:深く包丁を入れてしまわないこと
佐野の奥さんたちは包丁も使わずに、器用に手で裂 くのが自慢です。 |
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4, 切り口を持って、手で裂きます
まず、1/2 そして、その 1/2 1/4 等分します
※注意:絶対に包丁で切ってしまわないこと |
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5, 盛り付け
あとはお好みで醤油を数滴たらして、ご賞味下さい。
皮はプリッとした食感でほんのりとぬかの香り、実はさくっと、さっぱりした甘みのハーモニーがたまりません。 |
感想は、いかがですか?食感は、どうでしょう。
佐野の家庭では、漬物桶が3つあります。色んなものを漬けるのですが、「水なす」が、一番です。
お客さんに差し上げると、この「水なす」は、ことのほか喜ばれます。やはり、おいしいものは、美味しいのですね。
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