江戸時代の絵師 日根對山
日根對山(1813〜1869)は、泉佐野市湊出身の文人画家です。
江戸時代の終わりころ、京都画壇を代表する文人画家として活躍しました。
日根對山生誕の地
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日根對山生誕の地
湊浦の日根又衛門の三男に生れ、幼い時から絵が好きで、湊の豪商「里井浮丘」によってその才能を見出されて、中国の名画を見せてもらったり、自由に写させてもらって、勉強しました。
30歳ころ、對山は、湊から京都へ創作の拠点を移します。そして、応挙ら円山派の影響を強く受けた作品や芸術性豊かな、みずみずしい作品を多く残しています。
三代の天皇(孝明・明治・大正)の天覧によくした「桃華源図」をはじめ、多数の作品を残し、門下には、猪瀬東寧、跡実花渓、中丸金峯、などがいます。
ふるさと町屋館に襖絵が残されています。■襖絵+記念碑■
「對山先生誕生地」と書いた日根對山生誕地の碑があります。湊3丁目の湊会館を海に向かって、少し下がると駐車場(元は空地)があり、その隅に建てられています。
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