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妙光寺と文化財

本覚山 妙光寺
泉佐野市 市場西 3-9-1(市場町1,281)
南海・泉佐野駅徒歩 5分


1358年(延文3)大覚大僧正妙実上人の開基。
 南北朝の時代動乱と共に世に出る。摂関家近衛経忠の子。
一説には、後醍醐天皇の皇子と伝えられ、嵯峨大覚寺の宮と称せらる。嵯峨の大覚寺で真言密教を学んだ後、日蓮の高弟僧「日像」の薫化を受ける。

大衆にわかりやすく説法し、近畿や中国地方までも広く名声を得ていた。大覚授与のご本尊を「傘の内曼荼羅」と称し慕われていたことからもわかる。



本堂の中へ入る



泉佐野市指定・有形文化財
涅槃図(ねはんず)

1434年(永享6)
 涅槃図は、釈迦の入滅の姿とそれに参集する人や獣らの悲しみの様子を描く。図柄は、典型的な涅槃図であるが、室町時代特有のスタイルが見られる。
 金剛神が仰向けになった姿や獣たちの慟哭の様子などが、強調されています。釈迦の姿が比較的に大きく描かれているところもこの時代の特徴です。

大覚大僧正曼荼羅本尊
(だいかくだいそうじょうまんだらほんぞん)

1358年(延文3)大覚上人が、泉州地方に布教をした時、民衆の求めに応じて建立したのが、この「妙光寺」と言われる。
 この曼荼羅は、軸装で、大覚上人が布教のとき、これを傘の内にかけて使ったことから、「傘の内の曼荼羅」と呼ばれています。
 毎年 5月 2日大覚会のとき、ご本堂で開帳されています。

朗源上人曼荼羅本尊
(ろうげんしょうにんまんだらほんぞん)

1362〜1368年(貞治年間)妙光寺第 2世朗源僧都の曼荼羅で、
墨書銘から 3世の日祐上人に授与されたものです。

日延上人曼荼羅本尊
(にちえんしょうにんまんだらほんぞん)

1438年(永享10)妙光寺第 4世日延上人の曼荼羅です。