泉佐野の商店街
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春日神社と太鼓台



所在地:
泉佐野市春日町4番12号(072-464-0235)
鳥居 拝殿全景 拝殿額 左近の桜と右近の橘

由緒:

光仁天皇の宝亀年間に(約1200年余前)、坂上苅田丸が、奈良の春日神社の神を勧請したのが、春日神社の起源といわれています。

沿革:

1376年(天授2)
坂上正澄が、社殿を建立
仁明天皇の承和14年に
大同皇子高岳親王が皇太子の後、
仏門に帰し、
僧となって名を真如と改め、
当社の西南に平城寺を建立して当社の宮寺とした。
長慶天皇の天授二年、坂上正澄が社殿を造営した。

1399年
応仁の乱のとき兵火がかかる。(嘉吉の乱)
後小松天皇の応永5年、社殿鳴動し、
翌6年に領主大内義弘が戦に敗れた時、
拝殿、倉庫、平城寺等が兵火にかかり、
神殿のみが僅かに災を免れた。

1600年頃
豊臣秀吉の 「根来攻め」のとき、再度焼失します。
この頃、正月十一日(旧暦)結陳祭(けんちまつり)が執り行われた。
男子17歳以上は、全員参拝し、5尺の的に射弓の神事が行われたのです。
今も、こんな俗曲が残っている
「明日は、十一日春日の結陳佐野の女衆の衣裳くらべ」

明治以降
後に、地元の人々によって再建され、明治41年旧佐野市内の29神社が、
全部合祀され、佐野の総社となり、現在の春日神社となります。

現在
本殿は、三殿に別れている。
中央は春日神社で、祭神は、五柱 健甕槌神、天兒屋根命、天押雲根命、齋主命、姫大御神
左は濱出神社で、御祭神は、事代主命・猿田比古命・健角見命・大山昨命。
右の社殿には、後白河天皇・菅原道真公・豊受姫命・応神天皇・武速須佐男命・等合祀の神々をお奉りしている。
境内社として、赤手拭稲荷神社があります。御祭神は大山祇命、倉稲魂命で、東鳥取村々社八幡神社の境内神社が移転されたものです。

本殿は、一間社春日造で、江戸の中期のものです。

春日神社 夏祭り

夏祭りには、3台の太鼓台(新町、野出町、春日町)が、
勇壮に街を練ります。子供太鼓台も巡行します。

◆ 神事表 ◆
  1月 1日 元旦祭
  1月 9日〜11日 十日戎祭
  1月15日 成人祭
  2月(節分の日)節分祭
  2月11日 建国記念日
  2月(旧暦初午の日)初午祭
  3月(春分の日)春季祖霊祭
  4月29日 天皇誕生祭(みどりの日)
  5月 3日 祈年祭(大祭)
  6月30日 夏越大祓い
  7月13日 祇園祭
  7月23日 宵宮祭
  7月24日 御例祭(大祭)
  9月(秋分の日)秋季祖霊祭
 10月11日 秋祭り
 11月15日 七五三祭
 12月 1日 御火焚
 12月11日 新嘗祭
 12月31日 大祓い
 12月31日 除夜祭
  毎月 1日 月次祭


夏祭りの風景

7月19日宵宮は商店街から泉佐野駅まで練ります。
7月20日(祝・海の日)本宮 例大祭神事 10時
子供太鼓台宮入 11時頃
太鼓台宮入 (3台が順次) 2時頃〜3時頃
2時30頃
3時頃
神輿渡御  (当番町) 3時すぎ

 佐野の港を、守る神社で行われる浜の若者の祭りです。
クライマックスは、1トンもある太鼓台の宮入
屈強の若者達が、太鼓台を鳥居から内へ入れようとしますが、
先輩達が、押し戻します。
もう一度、入ろうとしますが、また、押し戻します。
この繰り返しで、担ぎ手は、もうヘトヘトです。
いつになったら、宮入ができるのでしょう!!
宮入で、肩にコブができた、先輩若者。
激しさが、このコブでわかるでしょう。

子供太鼓台
     
太鼓台
  新町
     
  春日町
     
  野出町
     

◆激しさの中で唄われる音頭◆
   石山の    秋の月     月に村雲    花に風  
   旅の便りは  田舎から    いなをかくせし 淡路島
   縞の財布に  金50両    五郎十郎    曽我のこと
  サーセ! ホラ ヨーイショ(サ)ヨーイショ(サ)              
  牡丹に唐獅子 竹に虎   虎追うて走るは 和藤内
  全うないお方に 知恵貸そか  知恵の中山 せんがん寺
   せんがん寺の和尚さん 坊さんで 坊さん蛸さん 十郎兵衛さん
  サーセ! ホラ ヨーイショ ヨーイショ(サ)



神輿渡御
コースは、春日神社を出発し、お旅所の新町・春日町・元町
・野出町・大西町・本町の順にを訪れます。海に近いお旅所では、みこしを海に投げ込んだと言われています。

宮入後、みこしが拝殿の前へ運ばれ神事が、執り行われます。その直後から激しく練りまわります。

ドスン・ドスン、バシッ!バシッ!
かつがれていた神輿(みこし)が、地面にドンと落とされる。
若者達が、近寄って、青竹を振り上げる。
いきなり、その青竹で、こともあろうに、神様の坐ます神輿をたたくのです。
バシッ!竹が割れる。また、バシッ!
割れ竹の破片が、飛び散る。バシッ!バシッ!
(なんでだろう!いまだ、その訳を知る人はいないのです。)


▼野出町と大将軍湯の向うにある「お旅所」
名物「春日餅」・・・鳥居前の和菓子屋「春日餅」