|
上善寺の水掛観音と黒仏
上善寺
上善寺は、泉州一番の大仏「黒仏」と「水掛観音」様が有名でです。
今も、老若たくさんのお参りが絶えません
上善寺は、今からおよそ500年前に立てられました。
泉州の本山として末寺五十五寺を有し、後白河天皇より菊の紋を頂き
12万石を与えられ寺領1万6千坪を有していました。
草創当初は、今の大阪陶器株式会社および泉佐野中学校の所にありました。
当時は、泉州の海域に海賊が横行し、度々被害にあい、やむなく信者であった
奥左近の寄贈によって現在の場所に移されました。
つばさ通り・上善寺前商店街から見た山門
黒仏
この大仏は明治の初め、河内の恩智の上善寺の末寺である安養寺から引っ張ってきたもの。
今の時代では、道路状況によって不可能なことでしょう。
当時、この大仏は黒仏と呼ばれ、真っ黒なお姿でしたが、永年の月日によって
上に塗ってある漆が剥げて、下の金箔が現れ、またその金箔もだんだん剥れてきて
元の黒仏に戻りつつあるところです。
この大仏は、泉州地区で一番大きいものとされています。
上善寺の水掛観音
首から上の病を癒すのに、ご利益があるとか。ボケ防止に効きそうです。
水掛観音様は、如意輪観音で、文久年間約130年前、当地の漁師の網に引っかかり、
当寺院に安置されたものです。
肩肘をついたその姿は、世の救い難い人々をどうすれば救われるか苦心惨憺する姿で、
世の無常、苦悩を水を掛けて洗い流し、全て我が身に罪をかぶって
人々を救いたいという心の表れと言われています。
この観音様は、如意輪観音で、自身の体の痛い部分と同じ観音様の体の部分を、
水を掛けてからさすり、又その手で自分の病の部分をさすると功徳があり、
特に、首から上の病を癒すのに良く聞いてくれると言われています。
|
|
|
|